サイパンに行くなら、あのどこまでも透き通った海を存分に体験したいものです。美しいサンゴ礁、光の差し込む幻想的な洞窟、色とりどりの魚たち、沈没した貨物船等々、海の中には見どころがたくさんです。
「ダイビングには興味があるけど、ライセンス取得に費用とか時間とか必要みたいだし、どうしようかなあ」とお考えの方もいらっしゃると思います。
そんなあなたには、「体験ダイビング」はいかがでしょうか。
・体験ダイビングとは?
体験ダイビングは、言ってしまえばダイビング経験のない人を対象としたプランです。初心者さんでなくとも、「ライセンスは持っているけれど、ずいぶん長いこと海に潜ってない」という方も、こちらを選択すれば安心にダイビングを楽しむことができます。
ダイビング中は経験豊富なインストラクターが常に一緒に行動します。安全には充分に配慮されていますので、ゆったりときれいな海を存分に堪能できます。
初心者向けに比較的浅いスポットが選ばれることもポイントです。おおよそ水深12m未満の深度で、実際のダイブ時間は1回あたり20〜30分ほど。体験ダイビングの場合、1ダイブ(1回のダイビング)のみ、もしくは2ダイブ(2回潜水します)が一般的で、1回目で水に慣れたりしてコツをつかみ、2回目でもう一度、という楽しみ方もできます。
また、ダイビングにあたっての基本的なレクチャーもあります。いきなりドボン!ではないので安心してください。耳抜きの仕方や呼吸の仕方を、地面の上や水深の浅いところでしっかり習得してから挑むわけです。
・体験ダイビングのツアーにかかる時間は?
ダイビングは、海中に潜って戻って終わり、というわけではありません。ダイビングや講習、移動等も含めたトータルの所要時間でプランが分かれます。
大きくは2つで、「半日ダイビング」と「1日ダイビング」に大別できます。
まず半日ダイビングは、全体の所要時間が2〜5時間ほど。午前と午後のコースにわかれていることが多いため、午前はダイビング、午後は観光といったスケジュール調整も簡単です。
もっとがっつりダイビングを楽しみたいという方には、1日ダイビングがお勧め。こちらはおよそ6〜9時間かけてたっぷりとサイパンの海を堪能します。といっても一日中潜っているというわけではなく、シュノーケリングや他のイベントとあわせてプランが組まれていることがほとんどです。単純に目的地への船の移動が長距離になるため1日コースとなっていることもあります。
・エントリー方法は2種類
エントリーとは、海への入り方です。
「ビーチエントリー」では、砂浜や浅瀬などからゆっくりと海の中へ入っていきます。全くの初心者の人でも、自分のペースで体を慣らしていけるのがポイントです。
また「ボートエントリー」は、ダイビングスポットのある沖合まで船やボートで移動し、そこからダイビングする方式です。透明度の高さや、サンゴ・熱帯魚の美しさという点ではこちらに軍配が上がります。より本格的に楽しみたいという方向けです。
料金は、船賃がかからないビーチエントリーが比較的リーズナブル、ボートエントリーがやや高めの傾向にあります。
・海の中での楽しみ方は様々!
きれいな海での感動や魚たちと戯れた思い出、ダイビング中に見た美しい景色、こういったものは記録しておきたいものです。体験ダイビングでは、防水カメラを利用した水中写真を撮れるサービスが用意されていることもあります。人懐っこく近寄ってくる熱帯魚と一緒に撮影したり、神々しく思えるほど美しく差し込む光を背景に記念撮影をしたりと、楽しみが広がります。
「餌やり体験」がオプションにあれば、こちらも楽しいでしょう。魚たちがどんどん近づいてきて、思う存分触れ合えるというのも、普段ではなかなかできない体験です。
体験ダイビングでは、ショップやインストラクターが様々に趣向を凝らし、「楽しかった!」と思えるようなプランやツアー企画が満載です。万が一のトラブルにも熟練のスタッフが対応してくるなど安心感もあります。初心者の人でも自信をもってお勧めできる体験ダイビング、ぜひ楽しんできてください。
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