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サイパン は日本でもずっと人気があり続けている海外旅行先です。
長年ずっと日本人に愛され続けてきたというだけあり、そのアクセス方法も非常に便利なものでした。
成田空港からたった3時間半で行けるリゾート地で、気軽に出かけられる海外ビーチリゾートとして人気があるサイパンへの飛行機便の状況が大きく変わろうとしています。現在ではデルタ航空のみが成田空港からサイパンへの便を日本から唯一の直行便として運行していましたが、今年5月6日をもって運休することが決定されました。つまり、その結果、日本からの直行便がなくなることが現実となりました。これからは3時間半で行けるはずの常夏のビーチが少し遠いものになってしまいます。
もちろん、それには理由があります。日本を代表する航空会社である日本航空(以後JAL)は、成田空港と関西空港の両空港からサイパンへの直行便を長年に渡って運航していましたが、2005年10月をもって運休されていました。それまでは1年間で約36から37万人の日本人がサイパンを訪れていましたが、2016年後半から2017年の後半にかけてはは5万人少々とその人数が一気に落ち込んでいることが数字としてわかっています。平均すると月間で3000人~6000人の間で推移している状況ですが、ここにきてデルタ航空が撤退することになり、撤退後は更に減っていくことは避けられないことになるでしょう。
どうしてもサイパンというのはビジネス渡航客がほぼゼロで旅行による観光客が減ってしまうと訪問客の増加は見込めない状況になっねしまいます。
日本からサイパンへ向かう人の客数が数年に渡り激減してきていることが直行便がなくなったことの原因ですが、一方隣国である韓国からサイパンへ向かう人の数は増えてきています。
参考サイト:韓国のすすめ
それに比例して韓国からのサイパン行きの路線は増えてきています。韓国のアシアナ航空をはじめ、LCCのティーウェイ航空、そして同じくLCCのチェジュ航空の3社がソウルもしくは釜山からサイパンへ向けて運航しています。この「サイパンへの航空便としてLCCの導入」というのが韓国からはリーズナブルにサイパンへ行くことができることの強い追い風となっています。つまり、LCCを使えば直行便という利便性は失うもののコストパフォーマンスというメリットを得ることができます。今後日本からサイパンへのアクセスは韓国、もしくはグアムを経由することになります。
現在のところ日本発でサイパン行きのLCCで就航表明をしている航空会社はございませんがLCCが飛んで往復2万円台で行けるようになれば、常夏の島、サイパンを訪れる日本人観光客が再度増えていく可能性というのも十分にあり得ます。
かつて日本の海外旅行先の定番であったサイパンへのアクセスが若干不便になることを考えると、サイパンへ直行便で行くことを希望する人は今がチャンスだし、逆に言えば今しかありません。
参考:一度は行っておきたいマニャガハ島のダイビング
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